ミヤ君はそのまま私に背を向け

「…ミヤ君?」

私が名前を呼べば

「…ごめん。
今絶対に顔赤いし、ちょっと落ち着かせて」

ミヤ君は静かにそう言った為
しばらく大人しく黙っていると

「…菜美ちゃん、今度の土曜日空いてる?」

背を向けたままそう聞かれ

「えっ?あ、うん…空いてるよ」

私がそう答えると

「…俺の家に、来ない?」

突然そう言われ、思わず顔が緊張で強ばる。

「えっ、あの…それって、
そ、そういう事、するって事?」

話の流れ的に
…そういう、お兄ちゃんやお姉ちゃんがいつも言ってるような事を、したいって事、かな?

…だ、抱きたいって事、?


私がしどろもどろになってそう考えていれば

「…え、あ、違う違う!!」

ミヤ君は一瞬私が何を言っているのか
分かっていなかったようだったが…

私の言葉の意味を理解したようで
焦って大声を出しながら
顔がまだ赤いにも関わらず、私の方を向いた。