「…外では甘えない方が良いの?」

抱き締められたまま私が聞けば

「…うん。
人目も気にせずめちゃくちゃにしたくなる」

優しいミヤ君の口から
そんな余裕のない…男の子らしい言葉が
出て来て思わず顔を赤らめれば

「…でも、人目がない室内で言われても…
余計に菜美ちゃんに触れたくなって
変な事するかもしれないから、
それはそれで困るかも…」

ミヤ君は何か葛藤しているように呟いていた。


「…じゃあ、
やっぱり甘えない方がいいのかな?
ミヤ君が困るんだったら…」

私がそう言えば 

「いや、甘えて欲しいんだけど…
それは悩み事はちゃんと言って欲しいって事で
その…抱き締めてとか、キスして欲しいとか…
俺の自制が効かなくなる事を言うのは、
菜美ちゃんの心の準備がちゃんと出来てからにして欲しいっていうか…」

ミヤ君はずっと私を抱き締めたまま
そんな事を言った。