…つい口が滑って弟の話をしてしまった。

でも別に…不良一族の部分だけ知られなければ隠す事は他にはないよね…。

「その弟は小学2年生だけど…
弟は全部で4人いるから…」

私がそう言えば
「えっ!?大家族すぎない??」
と、花音はびっくりしており

「…だから菜美ちゃんって
しっかりしてるんだね」
と、ミヤ君も驚いていた。

「でも、朝4時に寂しがってる弟を
寝かし付けてあげる菜美って本当に優しいね。お母さんとかにはその子は甘えないの?」

「えっと…お母さん妊娠中だから」

「えっ!?また兄弟増えるの!?」

「うん…だから弟もあんまり
お母さんに気を遣って甘えられないからね…」

私が笑っていれば

「でも菜美は大丈夫なの?
学校も遠いし、兄弟の面倒まで見て
その上勉強もちゃんとしてるんでしょ?
負担じゃない?」

花音は心配そうに口にした。
ミヤ君もどこか不安そうにしている。