私はご飯を食べ終わり身支度を済ませ
どこかげんなりとしながら
玄関で靴を履いていれば

「菜美、大丈夫?」

お母さんが苦笑いしながら話し掛けてきた。

「うん…何とか。
でもあの人達、私にもし彼氏が出来たら
監禁とかしないよね…」

もう既にいるとはお母さんにも
まだ言えないけど…
思わず私がそう言えば

「大丈夫よ。
そんな事したら逆にお母さんが
皆を縛って動けないようにするから。
菜美はその間に逃げなさい」

そう冗談ぽく笑って言ってくれて
私の味方をしてくれるお母さん。

「…うん、ホントにそうして」

私も笑っていれば

「菜美ねーちゃん、もう行くの?」

と、竜が玄関までやって来た。

「うん、行ってくるからね。
竜も気を付けて学校行くんだよ」

私が頭を撫でれば
「うん!」とまた抱き着いてきた。

…竜がこんなに甘えてくるなんて。

本当は今までずっと
甘えるの我慢してたのかな…。