…夢、?

部屋の中はまだ少し薄暗く…早朝だろうか。

…良かった、夢だったんだ。

私はホッとしたが…
ミヤ君とキスする夢なんか見るなんて
私、なんて夢見てるんだろう…。

欲求不満でもあるまいし…。

それにお父さんやお兄ちゃんにバレるなんて…
凄く現実感のある…恐ろしい夢だ…。

私は仰向けに寝たまま、ため息を吐いていれば
横から誰かに抱き着かれる感覚がした。

私はびっくりして
顔だけ横に向ければ

そこには小学2年生の弟の竜が
私に抱き着きながら眠っていた。