"菜美ちゃん"

"好きだよ…"

ミヤ君にそう言われながら
キスをされようと顔を近付けられる。

私もそのまま目を瞑り
受け入れようとしていれば

"菜美!!お前、その男は誰だよ!?"

"…菜美、誰が彼氏を作って良いって言った?"

お兄ちゃんとお父さんに見つかり
私もミヤ君も顔が青ざめる。

"…菜美をたぶらかしやがって、
お前、ぶっ殺すからな!!"

お兄ちゃんがミヤ君にそう言った瞬間…


ハッと目が覚めれば、自分の部屋だった。