推しにおされて、すすむ恋



「こんな食えない人たちが先輩だなんて……後輩の俺が可哀そうだよ、本当。
一年A組、乙瀬(おとせ)莉斗(りと)。

俺は皆みたいに全教科オールマイティじゃないから、理科だけはこれからも頑張って勉強していくつもり」


流れ的に、リムチ―も全教科得意なのかと思ったら……そうじゃないんだ。

ちゃんと苦手なことを口にするリムチ―、カッコイイな。仮ステラだってウソをついてる私とは、大違いだ。

再び落ち込んでいると、リムチ―が爆弾発言を投下する。


「そう言えば、この前ノアが同学年の女子と帰ってる所を見たよ。今のステラくらいの身長っていうか、全く同じ雰囲気だった」

「う⁉」
「……」


今のステラくらいの身長とか、同じ雰囲気とか――身バレ、スレスレ発言すぎるよ!

リムチ―を見ると、ニヤリとほくそ笑んでいる。

まさか、この流れでヤタカにバラすつもり?
仲良くなれたと思ったのは、気のせいだったのー⁉


「ノア~、詳しく聞いてもいいー?」
「……」