推しにおされて、すすむ恋



「一番まともなのがノアだったのよ。
相談ばかりしちゃってごめんね、ノア」
「ううん。ゆのの想像が斜め上だった以外は、何のダメージもないから大丈夫だよ」


「ね、ゆの」と声が降り、思わず肩が跳ね上がる。
隣を見ると、何やら黒いオーラが……!


「率直に言うけど、ゆのってさ。
俺とステラが付き合ってるって、誤解してるよね?」
「!」

「「「え゙」」」


玲くん以外の全員が、音を立てて石化する。すぐ我に返ったお姉ちゃんは「違う!」と、猛スピードで否定した。


「私とノアが付き合ってる?絶対ナイから!」
「でもお姉ちゃんは玲くんにだけ相談するって……」

「消去法だって言ってるでしょ?メンバー的に、ノアにしか相談できなかったの」
「じゃあ、合宿不参加だったのは?玲くんとケンカして気まずいから、代わりに私に行かせたんじゃないの?」


これには、今まで静かに聞いていた玲くんも「ゴホッ」とむせる。お姉ちゃんも「ハア?」と、眉が上がったり下がったり。

この反応を見るに……。
もしかして私、すごい勘違いしてる?