推しにおされて、すすむ恋



「表には出さないようにしてたんだけど、知らない内に態度に出ちゃってたみたい」

「は~、ヤレヤレだな……」


呆れかえったヤタカが、ため息をつく。


「〝編集のポイント教えて〟って、素直に言えばいいのになー?」
「でも、それって悔しいじゃない。私は、自分の力で自分だけの動画を作りたいの。
誰かに教わったら、その人の編集の癖を真似しちゃいそうで……オリジナリティに欠けると思ったのよ」
「さすがステラ。常に自分にストイックだね!カッコイイよ!」


リムチ―の合い(愛)の手を聞いた玲くん。「メンバーがコレだもんね」と、お姉ちゃんを哀れんだ。


「真っすぐすぎるヤタカ、なんでもヨイショのリムチ―。ステラが〝俺にしか相談できない理由〟が分かるでしょ?」
「まさか、消去法だったりするのか?」

「「まさかも何も、それ以外ない」」


遠回しに「当てにならない」と言われたヤタカとリムチー。特にリムチ―に至っては、ファンであるステラから見限られたショックで、今にも泣きそうだ。