推しにおされて、すすむ恋



次の日。
ゴールデンウイークが終わり、いつも通りの学校に行く日。

朝ベッドから降りて、自分の顔を見て……絶望した。


「目がパンパン!顔もパンパン!誰これ⁉」


もちろん、私。
でも、あまりにヒドイ顔に、急いでお化粧道具を引っ張り出す。


「とりあえず、目の周りの赤みを隠さなくちゃ!」


だけど、そもそもお化粧ベタな私が、カモフラージュなんて器用なマネを出来るわけがなく……。

数十分後。
再び鏡を見ると……寝起きよりも悪化した顔が、目の前に!


「ひぃぃ!お姉ちゃんー!!」


私の絶叫を隣で聞いていたお姉ちゃんは「なに⁉」と、ノックなしに私の部屋に入る。同時に「キャァ⁉」と、まるでバケモノを見たような絶叫をあげた。


「だ、誰かと思った。なに、その顔……?」
「助けて~」


事のあらましを説明すると、お姉ちゃんは「そういう事ね」と頷く。

もちろん「泣いて顔が腫れた」とは言ってない。お化粧を落とさないまま寝たって、ウソついちゃった。