月の雫 ~愛してくれる貴方へ~

私は動揺しながらも
とにかく部屋に帰ろうと
振り返って再び廊下を歩こうとした時

急に激しい頭痛が起き
視界が歪んだと同時に
音を立てて床に倒れてしまった。


身体も凄く熱く息の乱れも治まらない。

鼓動を落ち着かせるように必死に心臓を押さえながら横たわっていれば


「月様…!?」


柚月さんは私が倒れた音に反応したのか
厨房から慌てて出てきて私に駆け寄った。


「月様、心臓が苦しいんですか!?」


柚月さんが私の背中を擦りながら
必死に名前を呼んだが

私は息が乱れそのまま言葉も出せず
視界がぼやけていき
ゆっくりと意識が薄れていった。