月の雫 ~愛してくれる貴方へ~



食事を食べて薬を飲み
再び横になってしばらく経つけど 

熱が下がる様子はなく
身体もキツイままだった。

熱により息が乱しながら私が目を閉じていると
傍に座って私の様子を見ていた柚月さんが
静かに立ち上がった気配がして


その後ゆっくりと部屋の襖を開く音がした。


私がうっすら目を開けば部屋には誰もおらず


…響さんが仕事に出てから
私の傍を片時も離れず看病してくれている
柚月さんがどこに行ったのか気になり


キツイ身体を起こして
ゆっくりと部屋の襖を開き廊下を見渡すが
見当たらず…

壁に手を付きながら廊下を歩いて
探していると


「…うん、熱はまだ…」


ふいに柚月さんの声が聞こえてきた。