月の雫 ~愛してくれる貴方へ~

「…分かりました」

私が少し照れながらも頷けば

「ルナ、おいで」

響さんは私の浴衣の上から羽織りを着せてくれ
左手を握りながら廊下に出た。


ここの棟は私と響さんしか住んでない。
柚月さんや辻川さんはよく出入りしているけど
本当に信用できる人しか入れないように
頑丈なロックをかけているらしい。


柚月さん曰く、
私が1人の時に襲われないように響さんが作ったと言っていたけど、


…柏木組内はそんなに危険なのだろうか。


櫻木組内でも派閥はあったけど
内部の人間に襲われる危険性は全然無かった。

…でも柏木組は大きな組織だから
内部の中でも色々とあるのかもしれないし


響さんがここまでするという事は
過去にも何かあったのかもしれないから
あんまり余計な事は言わないようにしよう…。