月の雫 ~愛してくれる貴方へ~

私と響さんがしばらく抱き締め合っていれば


「…ルナ、外に散歩しに行こうか?」


響さんは私の身体を少し離すとそう提案した。


「…え?」

「佐原に言ったんでしょ?
外を歩きたいって」


柚月さん…響さんに言ってくれたんだ。


「本当は1人で外を歩かせてあげたいけど
組内では俺をよく思わない奴もいるしだろうし。ルナを危険に晒したくないからね。
それに途中で体調崩すと困るから絶対に1人で出歩いたらダメだよ」


組の中には過激な人もいるかもしれないというのは、柚月さんからも聞いて分かってはいるけど…


「外を歩いている途中で体調崩す事は今まで
なかったのでそこは大丈夫ですよ?」

「そんなの分からないでしょ?
とにかく俺と一緒じゃないとダメだから」


響さんは本当に心配性で…

ここにいる限りは
ずっと響さんと出歩かないといけないのだろうかと思うけど…

響さんと過ごせる時間が多くなるのも
何となく嬉しいと思ってしまう。