月の雫 ~愛してくれる貴方へ~

"やはり…この大きさは負担ですよね"

柚月さんは私の体調面を心配しており
どこか諦めたように口にし始めた。


生け花をするのは好きだし
没頭出来るものがあった方が時間も早く感じて
良いから大丈夫なんだけれど…ただ、


"柚月さん、負担ではありませんしさせて頂きたいのですが…ただ、組長には私が生けた事は
言わないで頂けますか?"


…私は組長にあまり良く思われていない。

跡取りも産めない私と一人息子の響さんの
結婚を最後まで反対していて
響さんが半ば無理やり組長を説得して
結婚を押し切ったようなものだから

…私が生けたと言えば
あまり良い気分にはならないだろう。
それも自室に飾るとなれば尚更で…。