月の雫 ~愛してくれる貴方へ~



時刻はあっという間に夕方近くとなり…
私は何とか生け花を完成させた。

柚月さんが持ってきたのは
思っていたよりも大きな花瓶と
沢山の綺麗な花の数々で…。

"…これはどのお部屋に飾るんですか?"

豪華なとても高そうな花瓶と
色とりどりの沢山の花を見ながら私が聞けば

柚月さんは少し言い辛そうに
"…組長のお部屋です"と答えた。


柚月さんは苦笑いしながら

"完全に組長の嫌がらせです。
今までこんな事頼んできた事一度もなかったのに、最近は気まぐれに家政婦をコキ使って
仕事も増やしておられますからね…"

そんな愚痴をこぼしていた。