月の雫 ~愛してくれる貴方へ~

「月様、今日の体調はいかがですか?」

柚月さんは部屋に入り食事を机の上に置くと
私の顔を見て心配そうに聞いてきた。


「大丈夫ですよ。
…何だか皆さんに気を遣わせてしまい
本当に申し訳ないです。
私は身体に負担が掛かる事されしなければ
体調が悪くなる事なんてありませんから…」


私が申し訳なく思い、苦笑いしながら答えれば


「ここの皆さんは、月様の事を凄く謙虚で可愛いらしい女性だと惚れ惚れしておりますよ。
若頭様もきっと気が気ではありませんし…
月様の事を凄く愛してらっしゃるから
こうして心配もされるんですよ」


柚月さんもそう言って笑うと
持ち歩いているバイタルセットを取り出し


「…やっぱり今日も計るんですね」


私が最近毎日見るそれを見て
ポツリと呟くように言えば


「若頭様に毎日の月様のバイタルを報告するようにも言われておりますしね…。
それに月様が1人でいる部屋に入る事を許されてるのは私だけなので。
…若頭様は月様の体調面だけでなく
色んな面から守ろうとされておりますよ」


柚月さんは慣れた手付きで私の腕に血圧計を
巻き付けながら話をしてくれた。