「…ルナ、とりあえず部屋に行こうか」
響さんは私の質問には答える事はなく
私を横に抱き抱えながら、部屋に進んでいく。
…どうしよう。
響さん、
とうとう我慢の限界が来たのかな…。
確かに今日はクリスマスだし特別な日だけど…
でもまだ私は身体を見せた事はないし
いきなり脱がされて触れられるなんてそんなの
想像しただけでも身体中が熱い。
やっと抱き着いたりキスも少しずつ出来るようになった段階でいきなり行為が出来るものなのだろうか…
鳴り止まない鼓動を必死に押さえるように
心臓に手を当てながら
響さんの胸に顔を埋めていれば
「…そんなに緊張しなくて大丈夫だよ。
ルナの状態をちゃんと見ながら触れるから」
響さんは柔らかい声でそう言いながら
部屋の襖を開くと畳の上に私を下ろし
「俺は風呂に入ってくるね。
ルナの嫌がる事はしないし、
いきなり服を脱がせる事もしないから」
私の頭を撫で優しく微笑むと
響さんはネクタイを緩めながらお風呂場に向かった。



