「ルナ、何か嫌な事があれば些細な事でも言うんだよ?ルナに何かしたらたとえ父さんでも容赦しないから」
「…分かりました。
響さんも色々と苦労される事も多いと思いますが、あまり1人で抱え込まれないで下さいね」
私が微笑めば
「…俺はルナがいるから精神的に救われてるんだよ。父さんと俺は真逆のタイプだから考えが対立する事も多いけど…ヤクザとしては父さんの横暴さも大切だって分かってるから。
俺ももう少し…冷徹な部分を出せるようにならないとね」
響さんは苦笑いしていた。
…確かに上に立つ人間は少し冷徹な位でないと
人を動かすのは難しい。
自分が犠牲に…なんて考えを持てば
残された組員が大変な思いをするから
ヤクザの世界では特に、下の人を犠牲にしなければならない事もあるけれど…



