「え…?そうですね。
入れたかったですけど…身体が弱いので。
タトゥー入れるのも身体に負担が掛かるし
両親も私には無関心だったのでそこは強要されませんでしたね…」
私が苦笑いしていれば
「…ルナはタトゥー見るのは平気?」
響さんは私の目をじっと見てきた。
…急にどうしたんだろう。
今日の柚月さんのパニック発作の事が気に掛かっているのかな。
確か柚月さん、お義父様に無理やりタトゥーを見せられてあんなに取り乱したから…。
「はい。私は別に…。
それに私もヤクザの家柄に産まれた身なので
どちらかといえば見慣れておりますから」
「…」
「…響さん、どうしたんですか?」
響さんは黙り込んで私をずっと見ていて…
部屋の中にしばらく沈黙が走れば
「…ルナ、俺の背中見てみる?」
急にそんな事を言ってきた。



