「ルナ、ごめんね。起こした?」
「あ…いえ。大丈夫ですよ」
私が布団から起き上がり窓の外を見れば
もう真っ暗で…同時に時計を確認すれば
夜中の23時過ぎだった。
「…私随分寝てましたね。
響さん、もしかしてずっと傍にいて下さったんですか…?」
「うん。ルナが寝た後にすぐ川添が来て
点滴されてる間も眠ってたし…
熱も高くて心配だったから、
ずっと傍にいて様子を見てたよ」
「…響さん、本当に迷惑掛けてごめんなさい。またお仕事を途中で抜けて来られたんですよね?」
「…まぁそうだけど。でも今回は佐原の事だったから、啓だけ返せば良いかと思ってたんだけど…トラウマが甦ったなんて聞けば心配だったし。それにルナも身体に負担掛けてまで
佐原を救ってくれてこんな状態になってたし。本当に帰ってきて良かったよ」
響さんはそう言うと
今日混乱している柚月さんに叩かれた頬を
優しく撫でてくれた。



