月の雫 ~愛してくれる貴方へ~

着物を脱がされ
中に着ていた白いワンピース状の
薄いインナーだけになれば
響さんはその上からすぐに寝巻き用の
温かい生地の浴衣を着せてくれ…


「寒いでしょ?ほら、早く布団に寝るよ」


そう言ってまた私を抱えようとしてくれた為

「響さん、布団はすぐそこなので
もう抱えなくても大丈夫…、」


何度も抱き抱えられ響さんの腰が悪くならないだろうかと思い、私が断ろうとすれば


「いいから」


強い口調で無理やり抱き抱えられ…

…響さん、怒ってないと言いながら
やっぱり怒っているような…

そんな事を思っていれば布団に寝かされ

「…また点滴をして貰うからね。
熱が本当に高いよ。明日熱が下がっても
絶対安静だから。トイレ以外で布団から出るの禁止だよ」


響さんは私の頬や首に触れながら
心配そうに手を繋いできた。