月の雫 ~愛してくれる貴方へ~

その表情は、困惑や恐怖、哀しみ…
色々な感情が含まれたもので…

私を見ても声が出ないのか
ずっと震えていた。


「…すみません、
柚月さんを離してあげて頂けませんか?」


私が組員の2人を見て言えば

「…川添さん、良いんですか?
いくら佐原の事でも月様を使うなんて…
月様に何かあったら、俺達若に殺されますよ」

彼等は川添さんを見て動揺していた。


「…私は大丈夫ですよ。
それより柚月さんが苦しそうなので
一旦離してあげて下さい」


私が彼等にも安心させるように微笑めば
少し戸惑いながらも
柚月さんを押さえる腕を離した。