月の雫 ~愛してくれる貴方へ~

「柚月さん、大丈夫ですか?
少し休んだ方が…」


私が立ち上がろうとすれば


「…ダメですよ!月様の方が休んでて下さい!
私は月様の生けられた花を組長の部屋に持っていきますから!」


柚月さんは元気に振る舞いながら

小さめのサイズではあるが
最近またお義父様に頼まれるようになった
生け花を持つと


「少し離れますからね。
月様、くれぐれも外に出ないで下さいよ!
今日は本当に寒いですから」


そう言って一旦部屋から出て行った。