月の雫 ~愛してくれる貴方へ~

響さんは私の体調を心配して
本格的に寒くなったこの季節に…
休みの日も外に出る事はなく
一緒に室内で過ごす。


私は響さんと一緒にいられるだけで幸せだけど
もっと一緒に外を歩きたい気持ちもある。


「…ここに嫁いだ当初は病弱な自分はいつ捨てられても良いという覚悟でいました。
響さんに嫌われても仕方ないと思っておりましたし、妻である事も申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが…今は響さんの事を心から深く愛しておりますので、ここに置いて貰えるよう、
出来る限りの事はしたいです」


…私には内部の仕事しか出来ないし
病弱な事で響さんを心配させてばかりだけど


響さんが心配しなくてもいいように
少しでも丈夫な身体になれるよう

今は日中も体調が悪くない限りは
出来るだけ起きて過ごしているし
…柚月さんが帰ってから1人の時間は、縁側から庭に出て外の空気を浴びたりもしている。


そんな事は決して響さんにも柚月さんにも
言えはしないけれど。