月の雫 ~愛してくれる貴方へ~



「えっ!?柚月さん、頭を上げて下さい…!」


謝る事もされてないし
土下座までされる事では決してない。


「でも、私が親しく若頭様と話していたのを
聞いて嫌な思いをしましたよね…。
それに…幼馴染みだけでなく過去に恋愛感情まで関わっていたとなれば…余計に、その…」


柚月さんは私と目を合わせるのが辛そうで…


それに謝りたい気持ちはあっても
響さんや辻川さんのいる前で
どう話して良いのか戸惑っているようにも
見えた。


「…柚月さん、そんなに謝らないで下さい。
もう過去の事ですし、幼馴染みなんですから
親しく呼ばれるのも話されるのも当然ですよ」


「…でも、私が傍にいると月様はずっと気を遣われますよね…。私、月様の心の負担になりたくありません…」