月の雫 ~愛してくれる貴方へ~

「…父さんは意外と単純だからな。
顔に似合わず動物も植物も好きだし」


「組長の部屋は植物で溢れておりますからね。月様も一度私と組長のお部屋に行きませんか?凄く素敵ですよ」


「えっと…でも、よろしいんですか…?」


私が響さんの顔を確認すれば

「川添、余計な事を言うな。
ルナに無理させて
体調が悪くなったらどうすんだよ」

川添さんを睨み付けており…

「その時の為に私がいるのではありませんか。
たまには気分転換も必要ですよ。
ね、月様?」

川添さんはそんな事を気にせず
私の手を握ってきて…


「川添、診察以外の目的で
ルナに触ると殺すぞ。出て行け」


響さんに手を引き剥がされれば
川添さんはまた微笑みながら

「若はヤキモチ焼きですね?
では月様、体調の方で気になる事がありましたら遠慮なくお申し付け下さいね?それでは~」

そう言いながら部屋から去って行った。