月の雫 ~愛してくれる貴方へ~




「…え、あ、あの、」


…どうして私が柚月さんの事に気付いたと
分かったのだろうか。


いや、それより…やっぱり、
響さんの、想い人は…柚月さんだったんだ。



「ルナ…俺と佐原も幼馴染みなんだ。
確かに俺はずっと…佐原を想ってた」


響さんの口から出たその言葉に
私は胸が苦しくなる。


体調が悪くて苦しい訳ではない。
それは凄く切なくて虚しい…嫉妬の感情で…。


分かっていたはずなのに…
響さんの口から聞いてしまえば
耳を塞ぎたくなる程に辛い…。