月の雫 ~愛してくれる貴方へ~

「ルナ、俺は柏木組の跡継ぎを残す為に生きてる訳じゃないんだよ。俺がずっと傍にいたいと思うのはルナだけだし、それに子供の事とか深く考えた事はないよ。こればかりは授かり物だし…たとえ身体が丈夫な女性でも、妊娠が難しい事だってあるんだから。
今は体調を整えて、俺と毎日ストレスなく幸せに過ごす事だけ考えてれば良い」


響さんは真剣にそう言いながらも
私の握った手にどこか官能的に指を絡ませ…


「それに俺はルナを抱く事を諦めてる訳じゃないからね。ルナが今後もし体調が整ってくれば、俺もタイミングを見計らいながら段階は踏んで色々するつもりではあるよ。
…今も優しい気持ちだけで手を握ってあげてる訳じゃないからね。可愛いルナに触れられて
ずっと興奮してるよ…」


甘い表情で、私の手を絡め取り
興奮してるなんて言われれば…
私の身体中はかなり熱くなり


「俺達はまだ色んな可能性は残されてるよ。
ルナだって妊娠出来ないって決めつけるのは早いし、俺はルナと一生いられるだけで幸せだけど…ルナはそれでも俺と一緒にいるのは嫌なの?」


しかもそんな風に言われれば
響さんの為に離れようと決意した気持ちが
揺らいでしまいそうになる。