月の雫 ~愛してくれる貴方へ~

「え…?」 

強い口調の響さんに私がびっくりし
思わず顔を上げれば


「…俺はルナと出会ってから毎日本当に
心が癒されてるんだよ。
仕事で疲れて帰ってきても、今までは俺を待ってくれる存在なんていなくて寂しかったけど…
ルナは俺の帰りが遅くなっても必ず起きてて
優しい笑顔で迎えてくれるでしょ?」


その強い口調に反して
表情はどこか和やかそうに私を見ていて…


「…ルナも身体が丈夫じゃなくて辛い事が沢山あるはずなのに、弱音を一切吐かずに
いつも俺の話を優先して聞いてくれる。
俺が風呂に入ってる間に次の日に仕事でいる物の準備も完璧にしてくれてるし、柏木組の今後のスケジュールとか方針内容をパソコンで管理してくれてるのも知ってるよ」


「…」


「慣れない夫婦のスキンシップだって戸惑いながらも頑張ってしてくれて凄く可愛いくて
日に日に好きになっていくのに。
…負担どころか俺はルナに救われてるよ。
ルナが傍にいてくれるから、俺は組の為に頑張れるんだから…柏木組が成り立ってるのは
ルナの存在も大きいんだよ」


響さんは微笑みながら
そんな事を言ってくれた。