月の雫 ~愛してくれる貴方へ~

「…心配かけてすみません。
私ももう休みますね」

私は微笑みながらそう言い
どこか逃げるように布団の中に入り
横になろうとすれば


「ルナ、待って」


響さんは私の布団の横に屈むと
私の顔をじっと見つめながら


「今日は手を繋いで寝ようか」


そう言われ微笑まれた。