月の雫 ~愛してくれる貴方へ~

"はぁはぁ…"

私が手に力が入らず竹刀を落としてしまい
床に伏せて息を乱していれば


"お前は櫻木家の恥だな。
長子なのに櫻木組を継げないなんて、
これじゃ手術した意味がないだろう。
…そのまま死なせとけば良かった"


呆れたように言われ
その場で竹刀を投げ捨てられれば
お父様は稽古場から出て行った。


心臓病を患う前は可愛がってくれた両親も
私が組を継ぐだけの体力がないと分かれば
その日からは私の事に無関心になった。