「なるほどそういうことでしたか」
「はい、私が悪いんです。不用意に責めたりしたから」
「それはあなたの責任じゃないと思いますよ。ただこの状況が好ましくないのも事実ですね。何か解決方法があればよいのですが」
そう言いながら三条は考える。
「もしかしたらこれは病院か、もし幽霊が見えていることが事実だとしたら寺に行くかの二択でしょうね。いやはや、まさか私の口から幽霊の可能性を肯定する言葉が出てくるとは思いませんでしたよ」
「ということは、もし寺に行ってだめだったら病院に入れる感じですよね」
「はい、そうですね。幸い知り合いに寺の住職さんがいるので、連絡してみましょう」
そう言って三条は携帯を取り出して電話をし始める。



