「……新島巡査、どう思う?」
「幻覚でも見ているんでしょうか」
「まあ、そうとしか思えないな。ただそれは幽霊と幻覚を見ている可能性、そこから考えて幻覚を見ている可能性の方が高いと言うだけだ。もし幻覚を見ている可能性がゼロになったらそれは、幽霊が見えていることにならないか」
「でも、幽霊がいると証明もできませんよ、話によると彼は亡くなられたあの人の彼氏だったらしいので、彼女しか知らないことを聞いての証明はできないでしょう」
こういう場合、最もわかりやすい手は幽霊の情報を聞くことだ。そうすることで幽霊の存在をある程度認めることができるかもしれない。ただ、それが通用するのは幽霊と人間があまり接点のない場合だけだ。
「そこなんだよな、ここまでくると、我々警察の仕事から離れてくるのかもしれんな」
「ですね」



