「存在してないでしょ」
「存在してませんよ」
「幽霊なんて非科学的なもの信じるのは小学生まででしょ」
「幽霊か、俺も昔は信じていたな」
「幽霊、それはよくわからないけど、今それにすがらなきゃいけないって神代ってかわいそうだな」
次々と光のクラスメイトがそんなことを言い合う。
「や、やめてくれよ、公開処刑だろこんなもの」
「そうよ、光負けないで」
雅子は光を励ます。
「光もうあきらめろ。最後は親友の俺が言う。もう幽霊なんて言う不安定なものにすがるな」
「ああああああ、もう嫌だ!!!」
俺は教室を飛び出していった。もう俺と雅子の悪口は聞きたく無い。もう嫌だ。この世界が嫌だ。全てが嫌だ! 帰りたい帰りたい帰りたい。家でも無いどこかに、もう全てどうでもいい。少なくとも学校と家にはいられない。



