「光偉いよ!!よく部屋を飛び出した」 「褒めてくれてありがとう、まあおかげで夕飯抜きになってしまったけどな」 「私がご飯奢れたらいいんだけど……」 「……お前金持ってないもんな」 「そうなんだよね、幽霊って困ったものよ」 そう言って雅子は困ったような顔をする。 「まあでも、飛び出してしまったのは仕方ない、出かけるか」 「やったー! 光とのお出かけ楽しみ!」