「着替え中に平気で入れんなら
 あたしがいない時なんて
 楽勝じゃん??」


「…っ死ね!!」



いっつもこう。


翔は自分が言い返せなくなると


暴言を吐く。



「ごめんね!
 死ねって言われて死ぬほどの
 弱い人間じゃないから!」


「…、」


「素直に負けを認めなよ
 翔君♪」



姉に勝とうだなんて


100年早いんだよ!


あっかんべーをして


あたしはリビングへと入っていった。

すると。


ブーッブーッ。


あたしの携帯が鳴った。



中を開けばメールが一件。


宛先は…、





…は??



え、誰??