恋愛口喧嘩。



うわあ…注目されちゃってるよ!


こんな状況じゃ話せないやい!


みんな、ほら!


店員さんは仕事!

お客さんは紅茶、冷めちゃうでしょ!



と、思ってたら


ハッと我に返った店員さんが動き出した。


それと同時にみんな紅茶を飲んだり、


オーダー聞いてたり。



え、何この店。


テレパシー?(またかよ



ってそれはよくて!

光からの返答がないんですが…


「光ー?」


そっと呼ぶと、


必死に笑いを堪えてる光が…



え、また?


「ぷっ!しぃさ、何も高校で
 友達作ろうだなんて…ぶ!
 友達なんて、無理に作ろうなんてっぷ
 思わなくてもいいんじゃない?」



…は?


「だってさ、高校がすべてじゃないでしょ?
 それに梧桐だって言いふらして
 何の得になるって言うのよ」


うーん。正論のような気がする。


そっか、そっか。そうか!

じゃあ、いつも通りでいいんだね!?


「ありがとう!光!
 何か元気出てきた!」


「しぃって、意外に…
 開き直り早いんだね」