「翔君も相変わらずねぇ~」
「ほんっと、毎回毎回…」
しばらくあたし達は餓鬼について
語っていた。
「あ!そう言えばさ…」
「ん?どしたの?」
「昨日…指導室行ったんでしょ?
大丈夫だった??」
指導室…そう言われて思い浮かぶのは…
あの、ニタニタおっさん。
…と、梧桐とか言う奴。
「ま、まぁ大丈夫だったかな??」
「そっか。でも、指導員の先生って…
キモイんでしょ?」
な、何故それを知っている…。
そう、あのニタニタ野郎…。
あ!
「でもね、イケメン先生が助けてくれてさぁ~」
「イケメン先生??」
「そうそう!何だっけ…?
あのー、田部先生!だよ」
すると、光は一瞬驚いたような顔をしていた。
「田部って…」
え?なんかマズかった??

