恋愛口喧嘩。



……カチン。


あんにゃろおおおお…


あたしを怒らせたな?


次会ったら覚えとけよ?

あたしの底力、見せつけてやるよ。



そう。この時はすっかり

光の見習いを忘れてたんだ。


そんで、あたしはずっと、奴を睨んでたんだけど、


KYなオッサン先生が、


「君は…本田くんと言ったね?
 あいにく、今日はどこの電車も

   遅れてないんだよなあ。」


ニタニタと笑うオッサンが異様に気持ち悪くて


あたしは、一瞬吐き気に襲われた。



「さあ。本当の事を言ってもらおうか」


……何これ。脅し?


ってか、何故に遅刻だけでこんな


怒られなきゃいけないわけ?



第一!寝坊のどこが悪いんだし!


誰にだって失敗はあるでしょ?

なのに何!?この裁判みたいなやつは!


「寝坊のどこが悪いんですか!?」


あたしは机をバンッと叩いて


訴えた。