「お。やっと来たか」
中に入ると、オッサン先生が二人。
あ、オッサンは失礼かしら?
まぁいっか。
「二人とも、そこに座りなさい」
あたし達はとりあえず指示に従って
指定された席へと座った。
「じゃ、まずは遅刻の理由を聞こうか」
えぇ!?早速?
ってか、コイツも遅刻だったんだ!
ラッキー♪あたしだけじゃなかった♪
…いや、それはどうでもいい。
理由。どうしよう…、
やっぱ素直に言うか?
それとも…嘘をつくか?
でも嘘って言ったって…
何て言う?
電車が遅れてて…っとか?
あ、それいいかも♪
意外にコイツも嘘つきそうだし。
よし、じゃ、これで行こう!
「えっと…電車が遅れてて…」
「寝坊しました」

