「ディアンヌ、おかわりはある?」
「……っ!」
どうやらピーターはディアンヌの作ったスープやパンをすべて食べきったようだ。
それには料理人たちも顔を見合わせて驚いている。
ディアンヌが感極まって、ブンブンと首を縦に動かしながら空の皿を持って立ち上がる。
涙で視界がぼやけていたことや泣きすぎたこともあり、足がもつれてしまう。
(こ、転んじゃう……!)
無意識に皿を割らないようにと腕を頭の上にあげる。
ベルトルテ公爵邸にあるものはすべて高級品だからだ。
ディアンヌが痛みに備えて目を閉じた時だった。
「大丈夫か……?」
少し重たいムスクの甘い香りが鼻を掠めた。
いつのまにか腹部に温かい感触がある。
ディアンヌが顔をあげると、そこには二週間ぶりに見るリュドヴィックの姿があった。
「あっ……はい!」
ディアンヌが返事をすると、リュドヴィックが体を起こしてくれた。
給仕がディアンヌが持っていた皿を受け取る。
「リュドヴィック様……?」
「君は本当に危なっかしいな」
「……え?」
「いつも転んでばかりだ」
そういえばディアンヌはリュドヴィックの前で転んでばかりいるような気がした。
「も、申し訳ありません……!」
「謝らなくていい。君が無事でよかった」
「……っ!」
どうやらピーターはディアンヌの作ったスープやパンをすべて食べきったようだ。
それには料理人たちも顔を見合わせて驚いている。
ディアンヌが感極まって、ブンブンと首を縦に動かしながら空の皿を持って立ち上がる。
涙で視界がぼやけていたことや泣きすぎたこともあり、足がもつれてしまう。
(こ、転んじゃう……!)
無意識に皿を割らないようにと腕を頭の上にあげる。
ベルトルテ公爵邸にあるものはすべて高級品だからだ。
ディアンヌが痛みに備えて目を閉じた時だった。
「大丈夫か……?」
少し重たいムスクの甘い香りが鼻を掠めた。
いつのまにか腹部に温かい感触がある。
ディアンヌが顔をあげると、そこには二週間ぶりに見るリュドヴィックの姿があった。
「あっ……はい!」
ディアンヌが返事をすると、リュドヴィックが体を起こしてくれた。
給仕がディアンヌが持っていた皿を受け取る。
「リュドヴィック様……?」
「君は本当に危なっかしいな」
「……え?」
「いつも転んでばかりだ」
そういえばディアンヌはリュドヴィックの前で転んでばかりいるような気がした。
「も、申し訳ありません……!」
「謝らなくていい。君が無事でよかった」



