貧乏令嬢のポジティブすぎる契約結婚〜継母としてもがんばります!〜

ディアンヌはリュドヴィックの腕に手を回しつつも、彼に寄りかかるようにして目を閉じた。
こうして平和な時間を過ごしていると、豪華なパーティーに出席したことが嘘のようだ。
ディアンヌはまだまだ経験が足りず、自分の問題点が浮き彫りになった。
まだまだやれることはたくさんあると、やる気に満ち溢れている。

ベルトルテ公爵夫人としてまだまだ足りないことばかりだけれど、これからもリュドヴィックやピーターと共に過ごしたいと思う。

ララはディアンヌとリュドヴィックの前でクッキーや紅茶を用意しながら微笑んでいる。
マリアとエヴァも久しぶりの休暇を楽しんでいることだろう。
遠くからピーターが元気よくこちらに手を振っている。
ディアンヌも手を振り返すと左手の薬指にキラリと光る指輪が見えた。

今はリュドヴィックと結婚式の準備を進めていこうと話をしている最中だった。
そう思うと、なんだか不思議な気分だ。
ディアンヌは自分の指輪とリュドヴィックの指輪を見つめていると……。