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パーティーは無事に終わり、ディアンヌもベルトルテ公爵夫人として、きちんと役割を果たすことができた。
シャーリーはディアンヌへの暴言の数々や殺人未遂。
他の令嬢たちへの嫌がらせに加えて、彼女の進言でメリーティー男爵家の果実を盗賊たちに盗ませたことも白状した。
それだけでもディアンヌに対する執着が伺える。
一気に露呈したことで彼女の評価とカシス伯爵家の名誉は地に落ちてしまった。
シャーリーは島流しになったそうだ。
リュドヴィックはその対応は生温いと抗議したようだ。
それにカシス伯爵も、鉱山の宝石を加工する際に安価な偽物とすり替えて売り捌いていたそうだ。
中には王家に献上していたものの中にも偽物を混ぜていたことが判明した。
本物を加工することは手間も時間もかかるため、王都で多くの宝石を売り捌くため、安価なガラスに色をつけていたらしい。
そのことで国中の貴族たちの怒りを買い、王家からも見放されることとなる。
カシス伯爵は身分を剥奪されて、その領地はベルトルテ公爵家とメリーティー男爵家、王家でわけられることが決まった。
(もう彼女と会うことは二度とないのね)
奇しくもシャーリーの願いが叶ったといえるだろう。



