その言葉と同時にシャーリーはディアンヌの腕を引いてテラスのフェンスに押しつけている。
ここから突き落とそうとしているのだと理解できた。
怒りからか皆が見ていることすら忘れてしまったのだろうか。
彼女の血走った目を見ていると、正気には思えなかった。
(まさかこんなことをするなんて……!)
そんなシャーリーにディアンヌは叫ぶように言った。
「……っ、こんなことをしてどうなるかわかっているの!?」
「アンタが消えたらそれでいいのよっ! わたくしの上に立つなんて絶対に許さない! 消えろ、消えなさい!」
シャーリーの叫び声は大きく響いていた。
いつの間にかテラスに入ってきたリュドヴィックが、シャーリーの腕を掴む。
ディアンヌから引き離すと、シャーリーは壁に体を打ちつけてうずくまる。
そしてディアンヌを守るように抱きしめると、地を這うような低い声で言った。
「こんなことをして許されると思うのか?」
「だって、だって……こんなの嘘よ! ベルトルテ公爵だってこんな女と好きで結婚したんじゃないんですよね? 偽りの結婚なのよっ! みんながそう言っていたわ」
シャーリーは大粒の涙を流しながら首を横に振る。
リュドヴィックに訴えかけるように叫ぶ。
社交界では二人の結婚は偽りだと思われていたらしい。
けれどリュドヴィックは冷静に切り返していく。
ここから突き落とそうとしているのだと理解できた。
怒りからか皆が見ていることすら忘れてしまったのだろうか。
彼女の血走った目を見ていると、正気には思えなかった。
(まさかこんなことをするなんて……!)
そんなシャーリーにディアンヌは叫ぶように言った。
「……っ、こんなことをしてどうなるかわかっているの!?」
「アンタが消えたらそれでいいのよっ! わたくしの上に立つなんて絶対に許さない! 消えろ、消えなさい!」
シャーリーの叫び声は大きく響いていた。
いつの間にかテラスに入ってきたリュドヴィックが、シャーリーの腕を掴む。
ディアンヌから引き離すと、シャーリーは壁に体を打ちつけてうずくまる。
そしてディアンヌを守るように抱きしめると、地を這うような低い声で言った。
「こんなことをして許されると思うのか?」
「だって、だって……こんなの嘘よ! ベルトルテ公爵だってこんな女と好きで結婚したんじゃないんですよね? 偽りの結婚なのよっ! みんながそう言っていたわ」
シャーリーは大粒の涙を流しながら首を横に振る。
リュドヴィックに訴えかけるように叫ぶ。
社交界では二人の結婚は偽りだと思われていたらしい。
けれどリュドヴィックは冷静に切り返していく。



