貧乏令嬢のポジティブすぎる契約結婚〜継母としてもがんばります!〜

ピーターもディアンヌの真似をしてか、かなりマナーを身につけたようだ。
息抜きは必要だと思い、休憩には思いきり遊んで、朝から晩までびっちりと学んでを繰り返していた。
夜はララやマリアの力を借りながら、見た目にも気を遣うようになった。
今では髪も艶があり滑らかな指通りになり、カサカサだった肌もふっくらとしている。
毎日、筋肉痛になりながら過ごしていたディアンヌだったが、朝起きるとララがいつもより機嫌がよさそうにしている。


「おはようございます、ディアンヌ様」

「……おはよう、ララ。今日は何時からだったかしら」

「大丈夫です。まだ講師の方たちがくるまで時間はありますよ」


ディアンヌは紅茶のカップを持ち上げだ。
首を傾げていると、壁に美しく豪華なドレスが掛かっていることに気づく。
水色の光沢のある生地は、ディアンヌが見ても明らかに高級だとわかる。
銀色の刺繍、腰あたりにはフリルがついていて妖精の羽のようだ。