「これ以上はパーティーの後まで我慢しよう」
「なっ……!」
「ディアンヌ、君を愛している」
思いが通じ合った途端に、急に積極的になるリュドヴィック。
屋敷に着くまで翻弄されっぱなしだったディアンヌは、フラフラと馬車を降りる。
ディアンヌをエスコートしながらも、頬や手にリュドヴィックの唇が触れた。
ディアンヌは肩を揺らしつつも、戸惑っていた。
「急にこんなことをされたら驚きますっ!」
「すまない。だが、もう我慢しなくていいと思うと止まらなくなってしまうな」
「~~っ!?」
口では謝りつつも楽しそうなリュドヴィックの後に続いて、ディアンヌは赤くなった頬を押さえながら屋敷に入る。
リュドヴィックはディアンヌの手の甲にキスをして、甘い表情のまま「仕事に戻る」と言って去っていく。
頭を撫でるのも忘れない。
放心状態のディアンヌを出迎えにきたララとマリアが驚きつつも、そばにやってくる。
「な、なにがあったのですか?」
「あんな表情をするリュドヴィック様は、初めて見ましたわ……!」
興奮気味のララとマリアは放心状態のディアンヌに問いかける。
だが、ディアンヌの方がリュドヴィックに何があったのか説明してほしいくらいだ。
ララとマリアと部屋に戻り、迎えに来てくれたことや馬車の中であったことを説明する。
すると二人はキャーと叫び、興奮しながらもディアンヌの話を聞いていた。



