貧乏令嬢のポジティブすぎる契約結婚〜継母としてもがんばります!〜

ブンブンと首を横に振りながら戸惑うディアンヌを夫人たちが温かく見守っている。
もちろんピーターやララたちを守りたい気持ちもあるが、ディアンヌはリュドヴィックと一緒に過ごすうちに色々なことを知った。

冷たくて言葉が足りない時もあるが、ディアンヌの気持ちを優先してくるし、忙しいはずなのにメリーティー男爵家に付き添ってくれる。
寝顔がとても可愛らしいことも、意外とよく笑うこともこうして一緒に過ごしてから知ったのだ。
わからないながらもピーターに誠実に向き合おうとしていた。
知れば知るほどにリュドヴィックのことを好きになる。

(わたし……いつの間にリュドヴィック様のことを好きになっていたんだろ)

一度気づいてしまえば、もう後戻りはできない。
リュドヴィックへの気持ちはディアンヌの知らな間に大きく膨らんでいたようだ。


「リュドヴィック様は、わたしのことをどう思っているのでしょうか……」


リュドヴィックは今、二十六歳だ。
彼から見るとディアンヌはかなり子どもに見えるだろう。