一週間経った頃だろうか。
「ディアンヌもがんばっているからボクもがんばるよ!」
「……ピーター」
ピーターからそう言われて、ディアンヌは驚いていた。
ディアンヌが懸命に頑張る姿を見て、影響を受けたようだ。
その後も、ピーターが前向きに授業を受けてくれるとエヴァから報告を受けた。
一カ月経つと、厳しい講師たちから少しずつ努力を認められるようになる。
(もっともっとがんばらないと……!)
講師たちからピーターやディアンヌの様子が、リュドヴィックにすべて筒抜けだとは思わずに、ディアンヌは寝る間も惜しんで努力していた。
二カ月が経過すると、なんとなくではあるが形になっていく。
しかしまだまだ未熟だと言われていたので、寝る間も惜しんで勉強していた。
いくら時間があっても足りないくらいだった。
何故なら十六年間、ディアンヌはまったくと言っていいほど社交界に出ていないのだから。
ひたすら頭と体に叩き込んでいくことしかできない。
それからメリーティー男爵家からくる手紙にも励まされていた。
没落寸前だったメリーティー男爵領は、リュドヴィックのおかげでどんどんといい状況に変わりつつある。
ロウナリー国王に子どもが生まれて、フルーツが食べれるような頃には以前と同じとまではいかないが、献上できるほどに実るそうだ。



