貧乏令嬢のポジティブすぎる契約結婚〜継母としてもがんばります!〜

シャーリーは悔しくて悔しくてたまらなかった。
自分の婚約者と比べてしまう。
侯爵家の次男であるジェルマンの良さは顔だけ。
シャーリーを守る力などなく、カシス伯爵家を継ぐ存在。
それ以上、上は望めない。
それなのにディアンヌは圧倒的な権力に守られている。

(このわたくしに勝とうだなんて……!ディアンヌのくせに生意気なのよっ!一生、わたくしを羨んでいればよかったのに)

シャーリーは悔しくて唇を血が滲むほどに噛み締めた。
ディアンヌをどうにかして引き摺り下ろしたい。
どうしたらいいのか……シャーリーはその方法を必死に考えていた。
周りにいる令嬢たちを使って嫌がらせをしても、カトリーヌの二の舞になってしまう。
そうでなくてもリュドヴィックは頭が回るため、下手なことをすればシャーリーやカシス伯爵家にも被害が及ぶ。

多少の被害があったとしても、このままディアンヌがシャーリーの上に立ち続けることは耐えられないのだ。

公爵夫人から引き摺り下ろすためには、リュドヴィックが関係ない場所でディアンヌが何かしなければならない。
そうしたらディアンヌはベルトルテ公爵から離縁されて、援助も打ち切られるはずだ。

(……フフッ、見ていなさいよ)




(シャーリーside end)